「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 というタイトルの写真展が巡回中です。
現在は、地元の新潟市美術館で開催中なので、行って来ました。
最近の美術館は、館内の作品撮影を許可する場合が多くなりましたが、残念ながら今回の展示ではNGでしたので、看板のみの写真となります(T_T)
昔々、写真専門学校在学中に難しい講義を散々聞いたりしたものですが、今となっては深く考えるのが苦手になってしまいましたので、今回の目的は、ウジェーヌ・アジェと牛腸茂雄さんの生プリントがまた見られればそれで満足、というものでした(^_^;)
アジェの写真は、関東地方に住んでいた頃に、東京都写真美術館で見たような気がしますが、1900年前後の写真が今もなおシッカリとした画像で見られるなんて、銀塩写真は偉大だなあとつくづく実感しました(^_^)
同じく関東地方在住時、虎ノ門にあった頃のPGIギャラリーにも足繫く通ったもので、三好耕三さんや今道子さんの作品が大好きだったので、個展開催の度に出かけては食い入るように見て、素晴らしいプリントにため息つきまくりでした。
今回の牛腸茂雄さんの白黒写真のグラデーションも感涙ものでしたが、私個人はもう銀塩写真は機会があってもいいかなと、デジタルカメラとインクジェットプリンターでいきます、という感じです(^_^;)
https://imaonline.jp/search/?search=%E7%89%9B%E8%85%B8%E8%8C%82%E9%9B%84
それから、カラー作品「見慣れた街の中で」のシリーズは、望遠レンズで撮影されたと思われる画像も多く、そのせいか被写体との距離を感じてしまい、遠巻きに世の中を見ていらっしゃったのではと、何か切ない気持ちになってしまいました。
以上、拙い感想でした(>_<)